深爪に愛。終演。

お疲れ様でした！
無事に千秋楽を向かえ、打上をし、今に至ります！！

みなさん本当にお世話になりました。
最高に楽しかったです。
こういった重たい脚本で本当に引きずり込まれて潰れちゃわなかったのは、この座組だったからだと思います。

客演の谷村卓朗さんは、短編からずっとパーソンズに出てくれていて本当に真摯にお芝居や役に向き合う人でした。
由貴の演出にも一つずつ丁寧に応えやり抜く姿勢は本当に勉強になりました。
慣れない環境の中ずっと気を抜かずパーソンズに関わってくれたことに本当に感謝です。

同じく客演の大島宏太は、直接被っている後輩ではないもののほぼ旗揚げの頃からのパーソンズを知っていて応援していてくれてて理解してくれてて、とてもやりやすかったです。
彼は常にこの座組のムードメーカーでした。
一番年下だし気疲れしただろうな、ありがとうね。

同じく客演の戸澤亮さんは、なんか、本当に、空気みたいな人でした。いい意味で。
あの芝居の雰囲気はたぶん主に戸澤さんが作ってくれてたんだと思います。
戸澤さん本人は何を考えているのかよくわからなかったり、気付いたらいなくなってたりとかなり不思議な人という印象でしたが、知れば普通に面白くて良い人でした。
戸澤さんの感性は素晴らしいなぁと常々思いました。

パーソンズの面々はいつも通り“信頼できる”、に限る。
やっぱりずっとやってきた仲間だからね。
きっと何があっても対応してくれる。

そして生みの親の由貴、本当にお疲れ様でした。
私の役は確かにしんどい役どころでしたが決して辛くはなかったです。
私は加瀬紬が大好きです。
誰にも愛されなかったあの子を私が愛してあげるのです。

私は彼女が自ら死を選ぶことで彼女が救われたと思っています。
生きれるものなら兄と二人で生きていたかったけど、消えない傷が、大きな傷痕が心にも身体にも残りすぎてる。
忘れることなんて一日、一時間、一分、一秒も出来ない。
だってこの真っ暗な世界が忘れさせてくれないから。
だからあの世界では彼女はもう生きていけない。
そして兄はそんな自分を見ると辛くなることも知っている。
だって兄にとっては彼女自身が兄の“傷”そのものだから。
大好きな兄に八つ当たりするのも辛い。
だから兄の為に出来ることはもうそれしかなかったんです。

アンケートに『紬は本当に救われたんだろうか』という感想を何枚か見かけました。
私は救われたと感じていますよ。
16歳の悲惨な人生を送ってきた彼女が考えに考えた結果です。

さて、面白くない話しはこの辺にしておいて、

適当に溜まってる写真をアップしていきます！
いえいいえい！！

これは昨日舞子がコンビニで買ったしあわせにくきゅうグミ。

くそかわ。

パーソンズの面々。

くそかわ。

テクニカル様達。

顔出しNGでｗ
左から音響の山崎さん、照明のボブ、同じく楢山さん(＾ω＾)
お世話になりました！

棺はfireworksの米沢さん作！！

素晴らしいクオリティです。
本当に頭が上がりません、ありがとうございます。

打上で戸澤さん(と愛梨)に描いてもらった私！

かわいいｗｗ
私そんなにプリン欲してたっけ？ｗｗｗ

千秋楽、マジで死ぬ気でいったので、最後本当に勢いよく鋏を振り下ろしたら当たってて小さいアザが出来てました。

痛かったです←
小さいけど押したらわりかし痛いです。なう。

それから嬉しい差し入れ！！

駄菓子！！！！
一人一袋当たるように差し入れてくれた白鳥さんに感謝！
マジセンスいい！！！！！

さて今回の舞台では血糊を使ったわけですがあれは実は私のお手製の血糊なのです！(｀・ω・´)

ではここで…

宮崎の楽しい血糊講座ー！！！！(人´∀｀)．☆．。．:*･°

まず材料はこちら。

食紅(赤・緑)、片栗粉(もしくは水飴など)、水。
これだけ！！！！

作りたい量の水を用意して、暖めながらドバドバ食紅赤を入れて、赤だけだとあまり血っぽくないので食紅緑を混ぜて色に深みを出します！
煮立ってきたら水に溶いた片栗粉を入れて程よいとろみがついたら完成ヾ( ﾟ∀ﾟ)ﾉﾞ

早！そして簡単！！

ここから先は血糊の写真を載せますので、血を見るのが苦手な方はスクロール禁止です！！

わりとリアルですよ…？
大丈夫ですか？

じっくりコトコト煮込んだ血糊。

あまりにリアルでさすがに作っててちょっと気持ち悪くなった←

お色調整中。

シャツから染みるのか実験中。

材料的に美味しくはないけど食べれるので口から出すことも出来ます。

濃い色でもう一個血糊作ってあんずちゃん用に塗り塗り。
本番ではもうちょっと血まみれになってます。

ちなみに背中は土汚れと緑の食紅直塗りとアイシャドウの濃い色のパレットを直塗りしてちょっぴり汚しました。
いつぞやのブログで私が公園でのた打ち回ってたのはこの為です。

色調整が終わった完成形の血糊。

代表の注文で、｢インパクトを強くしたいので赤みが強い方がいい｣とのことだったのでグロさはあまりない色に仕上がりました。

これをこのお弁当とかに使われるクリアボトルに入れて、

本番中使うのです！！
ちなみに一回二本使います！

わりと私もぞもぞ動いていたので気付く人は気付いてしまってましたかね(´・ω・｀)

基に爪を切ってもらうシーンの前の転換で持って出てきて、それを膝の上に置いておきます。
基、吉樹との会話が終わり、月子と野乃が出てきて、夕日と葬儀場組みの会話で恐らく観劇者様達の視線がそっちにいっている隙に、ボトルのキャップを外して握ってます。
あんず登場、からの吉樹の過去の過ちの語りで鋏を探すフリをしてペン立ての陰にキャップをそっと置いて鋏を取ります。

右手に鋏、左手に血糊ボトル二本。

ぶっ刺すフリをしてシャツの隙間からベチャッ。
右手で塗り塗り。染み込ませる。
最後に外側からも軽くつけて、自分の手と鋏にもつけて任務完了です。

これが一番緊張したｗ
失敗は許されないからな！
回によっては血糊のつきが微妙な日もあってちょっと悔しい思いもしましたが、確か2か3ステ目がなかなか素敵なつき方しましたｗ

そんなこんなで終わってしまって寂しいです。
ご来場して下さった方々、スタッフの方々、関わっていただいた全ての方々、

本当にありがとうございました！！

深爪に愛。Twitter感想まとめ。
http://togetter.com/li/720714