ありがとう。

そらが逝ってしまった。

もう一度会いたかったけど。
看取ってあげたかったけど。
地元から離れている私には難しいこと。
先月、会いに行ってよかった。
たくさん写真も撮ったし、なんならムービーも撮った。
悔いがないようにできる限りのことはした。
心の準備はしていた。

つもりだった。

実際は今まで離れて暮らしていたわけだから、私の私生活には何の変化もないはずなのにやっぱり大事な存在を失ってしまったショックというものは大きい。
あんなにたくさん撮った写真も今はまともに見れない。
動画も再生できない。
例えペットでも家族は家族。
同じ存在はこの世に1つとないわけで。
代わりなんていないわけで。
誰が何をしても空いた穴はきれいには塞がらない。

そらは全然痛そうだったり苦しそうな素振りは見せなかったけど、本当のところはどうだったんだろう。
だけどあんなにやせ細ってたんだから何かしら苦はあったんだろう。
それから解放されたことを思うときっと喜んであげるべきなんだろうけど、私のエゴでよかったねって言ってあげられない。
私は小さい人間だ。

そらは名寄の保健所から引き取った犬。
確かな年齢はわからないけど、たぶん20年くらい生きた。
ありがとね。
おつぽん。
そらと家族になれて私は嬉しかったよ。