聲の形

こないだの祝日に映画聲の形を観に行ったんでした!

私はマガジンで原作を全て読んでいたのでどこが端折られているかわかったんですが、これが初見の人はどうやっても展開が早く感じるんだろうなぁ。
勿体ない。
人と人の関係を築き上げるのはもっともっと大変で、そしてひょんなきっかけで簡単に崩れる。
映画が初見だった方は是非漫画も読んで端折られた部分もちゃんと読み込んでほしい。
すごくいい話。
問答無用で泣いた。
ていうか私も読み返したい。
漫画喫茶行こうかなぁ。

人間関係ってもう再構築が不可能なくらいぶっ壊れてしまったとき、大概がそのままその繋がりは途切れて無くなってしまいますが、極々稀に何がどうなったのかわからないけど奇跡的に再構築できるときがありますよね。
もちろん私にも両者に経験があります。
それは友人だったり、恋人だったり、家族だったり。
自分を守るために相手を傷付けたこと、何となく虫の居所が悪く八つ当たりしてしまったこと、私に認知できるように悪口を言われたこと、何を話しかけてもそっけない返事しかされなかったこと。
私が思うに、壊れる関係はこんなことよりももっとくだらないことで簡単に壊れるんだと思う。
そして逆に自分が繋がっているべき人間は一度破綻してしまったとしても、自然とだったり謝罪したりして再構築ができるんだと思う。
偶然のような必然。

いい例が地元にいる二人の友人。
中学、高校、専門学生の頃の歳での苦い思い出。
いろんなことがあったけど、そのほとんどが羨望による嫉妬だったと思う。
私もひどいことたくさん言ってしまったなぁと今でもときどき思い出してはあの時の彼女達に全力で謝りたい気持ちになります。
歳を重ねるごとに友人は少しずつ増えました。
みんなそれぞれ大切な人達です。
でもそれと同時に古い付き合いの彼女達がどんどん特別になっていく。
ときどきとても会いたくなる。

私は人間関係を築くのがそんなに上手ではありません。
ある程度付き合って、自分の中のボーダーラインに誰かが近付いてくると衝動的にその関係をぶっ壊したくなってしまいます。
まぁそんなことをしてきたせいで疎遠になってしまった人達は多かれ少なかれいます。
たぶんまだどこかで信用しきっていないから。
決して良いやり方ではないのは重々承知していますが、こうやって壊して壊してそれでも私の傍にいてくれる人達を、私は私の出来る限り全力で信頼して大切にしていきたいと思う。